年譜 白洲正子

白洲正子
祖父 樺山資紀と(5歳)
白洲正子
能を舞う正子(14歳頃)
白洲正子
新婚当初 夫 白洲次郎と(19歳頃)
白洲正子
最期まで執筆活動に励んだ正子
1910
(明治43)年
0歳 1月7日、樺山愛輔・常子の次女として、 東京市麹町区(現・千代田区)永田町に生まれる。
1914
(大正4)年
4歳 初めて能の手ほどきを受ける。
1924
(大正13)年
14歳 女人禁制の能楽堂舞台で、女性として初めて能を舞う。
その後、米国へ留学(~28年)。
1929
(昭和4)年
19歳 白洲次郎(27歳)と結婚。
1931
(昭和6)年
21歳 長男春正誕生。この頃から数年間、夫次郎の仕事の関係で、毎年欧米へ出かける。
1932
(昭和7)年
22歳 和辻哲郎の『古寺巡礼』を頼りに奈良の聖林寺を訪ね、十一面観音と初めて出会う。
1935
(昭和10)年
25歳 河上徹太郎と知り合い、その紹介で、のちに小林秀雄を知る。
1938
(昭和13)年
28歳 次男兼正誕生。
1940
(昭和15)年
30歳 長女桂子誕生。
1943
(昭和18)年
33歳 東京空襲を機に、鶴川村能ヶ谷(現・町田市能ヶ谷町)に購入した茅葺き屋根の農家(現 「武相荘」)に移り住む。
1945
(昭和20)年
35歳 太平洋戦争終結。
1946
(昭和21)年
36歳 この頃、青山二郎と出会い、急速に骨董の世界に没入してゆく。
1953
(昭和28)年
43歳 この頃から「能面」を求めて各地を旅し、この旅がきっかけとなって『かくれ里』の構想が生まれる。
1960
(昭和35)年
50歳 この頃、能の免許皆伝を授かる。
1964
(昭和39)年
54歳 『能面』で、第15回読売文学賞を受賞。
また、西国三十三カ所の霊場を巡る旅に出る。
1969
(昭和44)年
59歳 かくれ里』を「芸術新潮」に2年間連載。
このため毎月、京都を拠点に近畿一円の村里をくまなく歩く。
1972
(昭和47)年
62歳 かくれ里』で、第24回読売文学賞受賞。
1974
(昭和49)年
64歳 『十一面観音巡礼』を「芸術新潮」に1年半連載。
このため、奈良・近江・若狭などの古寺を訪ねる。
1978
(昭和53)年
68歳 『魂の呼び声―能物語』で、児童福祉文化賞奨励賞を受賞。
1985
(昭和60)年
75歳 夫白洲次郎(83歳)死去。
1998
(平成10)年
88歳 12月26日、肺炎のために入院先の病院で死去。